T・Wさん
仙台支店長として復興事業をはじめとした東北エリアにおける案件をリードしながら、2023年より土木事業本部長として、首都圏まで含めた全社の営業統括を担っている。
PROFILE

T・Wさん
1989年入社
執行役員土木事業本部長/仙台支店長
数ある経験の中、特に今なお継続する震災復興への支援が強く印象に残る

これまでの経験の中で、最も印象に残っている出来事は、3.11の東日本大震災です。当時は全てのインフラが破壊されてしまい、迅速な対応が求められました。自社はもちろんのこと、社外でも様々な組織を動かし連携しながら、課題を克服するために情報を集め、出来る限りの対応を行ってきました。まだまだ現在進行形で復興は進んでおりますので、引き続き誇りを持って業務に励んでおり、こういった震災復興に少しでも関われた事が一番のやりがいに繋がっています。
マネジメントとして部下にあわせた教え方で成長を促進、イメージ改善も

なお、最近では新人の育成にも注力しており、やりがいを感じています。知識を身に着けてもらうよう指導するのは当然ですが、人には個性があるように、飲み込み方にもそれぞれスピードがありますので、一人一人の個性を読み取りつつ、それにあわせて教え方にも変化をつけながら成長を促すことを心掛けています。私としては、新人が様々な勉強をするのと同じように、上司としても勉強が必要であると考えており、それを苦労と感じることは無く、一緒に成長する思いで日々、試行錯誤しております。
若い方や業界未経験の方からすると、土木という業界は「きつい」「汚い」「危険」のイメージを持たれることも多いと思います。これは私なりの解釈ですが、まず「きつい」という点については、仕事にやりがいを感じる事が出来ればきついとは思わなくなります。実際に、案件を自分で組み立てて仕事を進められるのはとても面白いです。また「汚い」という点は、現場においてこまめな清掃を行えば感じる事も無くなりますし、「危険」という点に関しても、どんな仕事においても少なからず危険は伴う中、現場の担当間で連携して危険を回避する行動を意識して行えば重大な事故は防ぐことができます。こういった若い方々のネガティブなイメージの払拭を強化し、土木という領域に興味を持ってほしいと思います。
努力を厭わない人、人付き合いの好きな人、様々な現場・商材を経験したい人を求む

また、岩野物産に限ったことではなく営業職一般に共通するかと思いますが、一定のコミュニケーション能力は求められます。強いて言えば、現場では所長から職人さんまで、組織や役職、年齢、バックグラウンドも含め、多種多様な人とかかわる仕事であるため、そういった経験をこれまでに積んでいる方のほうがスムーズになじめると思います。
業界内の岩野物産、という観点で見た場合、柔軟に様々な方向から考えることが好きな方に向いています。例えばゼネコンにおいては、トンネルならトンネルなど一つの特定領域を極めていく専門的な業務を行うところ、岩野物産の営業職では一般コンクリート構造物・浄水場・トンネル・高架橋など様々な事業にかかわる事ができます。様々な現場にかかわる魅力がある分、全てにかかわろうと思うと必然的に努力は必要となりますが、一つの事を追求するよりも様々な事に挑戦したい方に向いています。あるいは、メーカーでは自社の特定商材を売り込む営業スタイルであるところ、岩野物産は商社であるため、より良い商材をピックアップして提案することが求められ、自身で提案した商材が選ばれたときの喜びはひとしおです。
岩野物産における仙台支店の立ち位置と志
