私は派遣社員として約1年間勤務した後、正社員登用されました。前職でも営業事務業務を担当していましたが、当時は決まった取引先の受発注と納期対応という限られた業務でした。これに対し、私が所属する本社営業部では、1人または2人の営業担当に対し、1人の営業内勤職が付いて、多数の現場における見積～受発注～納品～請求までの一連の業務を一気通貫で担当しています。

業務知識や製品知識は、日常業務の中で先輩社員や営業担当に教わりながら徐々に覚えていきます。取り扱う製品も仕入先も多岐に渡るため、お客様の現場からの要望で初めて触れる製品も多く、その度に製品カタログを読み込みながら、メーカーへ問い合わせて必要なことを理解していく、その積み重ねです。

業務の中で特に印象に残っているのはやはり大規模な工事に関する案件を担当したときのことです。私が一緒に取り組む営業は、東京都・埼玉県の西部のエリアにおけるインフラ工事を担当しています。その中でも大きな現場では、複数のゼネコンが分担し、工区に分けて工事にあたっている中、当社で同現場の複数のゼネコンと取引がある場合、全工区で使用する製品や販売価格を揃えるため、全体を把握しておく必要があります。

お客様から急ぎの見積依頼や注文があった時には、すぐに他工区への納品情報を調べられるように、後々探しやすいような資料整理や、受注履歴を検索しやすい入力方法などを心がけています。また、イレギュラーな注文に対し、現場や仕入先と交渉しながらお客様の希望通りの対応ができた時には、自分の成長を感じて嬉しく思います。

現場・営業・仕入先等、いろいろな会社や人と関わりながらスムーズに仕事を回していく必要があるため、人と接するのが好きな方、マルチタスクが得意な方には特に向いている仕事ですね。

社員は年齢差を感じさせないフランクな人が多いと思います。働く女性という観点でも、年齢は様々ですし、上下関係なくフラットです。これまでに何人も産休を取得し、復帰後に時短勤務で働いている社員もいますので、将来的に結婚・出産を考える方も働きやすいと思います。近年は就業環境の整備にも力が注がれており、社員の声を受け、女性社員の制服も廃止されました。出かけた先で岩野物産が関わっている工事を見かけることがあります。人々の生活を支える基盤を築く仕事の一端に微力ながら自分も関われている事にやりがいと面白さを感じます。私が勤務する本社は、オフィスが駅から近いのも大きな魅力ですね。